【工房訪問】ベトナム・バッチャン焼 HM Ceramics
Posted by 店長もな on



ベトナムのハノイから南東に約13kmに位置するバッチャン(Bat Trang)村で作られるバッチャン焼。村人5,000人の約9割近くが「バッチャン焼」の制作や販売などに関わっています。
首都ハノイから車で30分程の距離ですが、村にはとてもゆっくりした雰囲気が流れています。こちらはメイン通り。

バッチャン村メインストリート

全体的にのんびりムードが漂います。

アレ?こんなところに床屋さんが !
思わず''くすっ''とする光景。

日本では焼き物文化が花開いた「安土桃山時代」に「安南焼」として茶人の間で愛されてました。「安南」は当時のベトナムのこと。16世紀もの昔に日本と関わりがあったなんて驚きですね。
良質な大河ホン川の土を使った陶磁器で、焼くと素朴であたたかみのある少しクリーム色の風合いに仕上がります。伝統的な絵柄として身回り生き物、自然をモチーフにしたものが多く描かれています。
当店で主に扱っている''HM セラミック''にお邪魔しました
ベトナムには、しきおり店主の親友が住んでいる関係で90年代から何度も訪れている場所です。初めて訪ねたころのベトナムと比較すると、街も洗練され急速に豊かになってきた印象をうけます。それでもハノイはホーチミンに比べると少しのんびりとした古都の雰囲気。
以前、ハノイの旧市街にあるお店で素敵なバッチャン焼きを見つけて、絶対に仕入れたい!と思いホンさんの工房と連絡をとったのが始まりです。
ホンさんの工房 「HM セラミック」のお品は、手作りの風合いを残している素敵なお品ばかり。デザイナーでオーナーでもあるホンさんは、数々の芸術賞を受賞しているアーティスト。
左:ホンさん 右:しきおり店主
笑顔の素敵な柔らかな雰囲気のホンさんは小学生の男の子のお母さんでもあります。
ホンさんの素敵なデザインをバッチャン村にある二つの工場で、熟練の職人さんたちが作陶しています。
まずは大きな工場。こちらは、世界各国からオーダーを受け制作。
大型の高級品なども多く扱ってます。
ちょうどランチ休憩中の時間で外にお昼ゴハンを食べに行っているか、お昼寝中... 貴重な休み時間にお邪魔し失礼しました...!!
もう一つの小さな工場の方では、昔ながらの手順で手作りのものを作っています。
ひとつひとつ絵柄に手描きの味わいがあります。
ホンさんの作品は、彩が豊かで温かみのあるデザインが多く、和食器と合わせても相性が抜群。テーブルコーディネイトのアクセントにもなりそうですね。
こちらはバッチャン村にあるホンさんのお店兼ショールームです。
ホンさんとも色々とお話が出来て有意義な時間でした。また、お邪魔させていただきますネ!
ホンさんのバッチャン焼はこちら
