伝統的でスタイリッシュな砥部焼 - 陶彩窯 -

砥部焼とは?

愛媛県伊予郡砥部町とその周辺市町で作陶されている陶磁器です。大洲藩主・加藤泰候の命により、磁器の制作が始まったのが約240年前。江戸後期には良質の川登石(かわのぼりいし)を発見したことにより、素地が白く呉須(藍色)の染付磁器となりました。また、厚みのある飾り気のない形、材質の硬さなどの特徴があります。代表的なデザインとして唐草文などがあり、その他、なずな文、十草文、太陽文なども伝統的な模様です。現在も砥部町およびその周辺には約100軒近くの窯元があり、伝統的な技法、絵模様を受け継ぎつつ、新しい風合いの砥部焼が生まれています。


陶彩窯 長戸製陶所(とうさいがま ながとせいとうじょ)

当店で取り扱いのある長戸製陶所さんをご紹介いたします!

愛媛の砥部町でご家族(長戸 哲也さん、 純子さん、裕夢さん)の三人で営われている工房です。日々の生活を大切に丁寧に過ごしていけるような、暮らしにそっと馴染むようなうつわを作陶されています。

陶彩窯


古砥部文シリーズは、砥部焼の代表的な技法「染付」で江戸時代の古砥部小様を参考に描かれています。

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日本古来からある色合わせや模様の組み合わせには、日本人のシンプルな中で表現する美意識みたいなものが詰め込まれていていると思うのですが、このうつわのデザインにも、空間の見せ方など思わず''素敵だなあ~。''とつぶやいてしまうものがあります。加えて陶彩窯さんの現代的なセンスを織り交ぜて出来たスタイリッシュな雰囲気になっています。

陶彩窯のうつわ
砥部焼の湯飲み通販


花の咲く木で作った垣根をモチーフにした花垣文。ふわっとぼんやりした風合いのお花の赤がほっこりします。また、細やかで繊細な貫入(焼いた時に釉薬の収縮で起こるヒビ模様)がより味わい深さを加えています。
陶彩窯長戸製陶所の花垣文の器

湯飲み、ご飯茶碗や飯碗は高台(底のテーブルにつく部分)が高めになっています。こういうカタチをくわらんか型というそうです。「くらわんか」とは関西地方の方言で「食べませんか」という意味。江戸時代、船で食べ物を売る淀川の商人が、船上で食べ物がこぼれないよう、どっしりとした形状に作られたのがはじまりです。なんとも愛らしくそれでいてとてもモダンですね。

陶彩窯の飯碗(赤と青)
長戸製陶所の丼ぶり通販

※丼ぶりは両方ども大サイズです。


小花文シリーズも取り扱いしております。
(2021.8月色々な種類が増えました!)

こちらも砥部焼の技法の「染付」で愛らしい小花が可憐に描かれています。

陶彩窯小花文のお皿通販


焼成時に土の鉄分が反応して現れる大小の鉄点、手描きならではの模様の大きさ、かたち、にじみなどの微妙な違いなど、ひとつひとつ手仕事だからこそのぬくもり、味わいを感じます。

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約4cmの深さがありますので、汁気のお料理にもばっちり。縁が少し内側にそった返しがあるので、こぼれにくくなっているのも嬉しいですね。

長戸製陶所のうつわ
陶彩窯小花模様お皿通販
陶彩窯小花文湯飲み通販

陶彩窯さんのうつわは、オリジナルの土と釉薬を使うことで生まれるやさし気で繊細なひび模様の貫入が特徴です。使っていくと割と早く色移りや染み込みがあります。日々の暮らしと共に変化する。まるで一緒に時を刻んでいるような...。是非、経年変化を楽しんで「自分の器」を育ててみてくださいね!

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陶彩窯 長戸製陶所

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