鈴木しのぶさんの柔らかなたわみが素敵なうつわ

投稿者 :店長もな on

柔らかくやさしいフェミニンな雰囲気の鈴木しのぶさんのうつわが入荷しました!

鈴木しのぶさんのうつわ

栃木県、宇都宮市のご自宅で作陶されている鈴木しのぶさんは、さまざまな技法やスタイルの作品を作られています。陶器や半磁器など違った風合いのものもありますが、どれも鈴木さんらしく柔らかくて優し気な「個」が表れています。お取り扱いをお願いするにあたり、何度もやり取りをさせていただいた中、鈴木さんのお話はいつも面白くて毎回ついつい長話に。そして若いころからの豊かなご経験がそれぞれのうつわの個性となっているのだと分かります。

新潟県の十日町市出身の鈴木さんは、「いろいろな国の人の生活や考えをみてみたい。」と思い、短大の英文科で学ばれます。取得した単位が海外提携校で変換出来たこともあり、アメリカの大学に行こうと準備をしていました。そんな時、世の中にある色の美しさに魅せられた出来事があり、以前から興味があった美術を学びたいと思われたそうです。偶然か必然か、そのアメリカの大学で美術科を専攻をすると、油絵や陶芸など色々なことを学ぶことができました。そこで''もう少しちゃんと美術を勉強してみたいな''と思われた鈴木さんは、夏休みの期間を利用して、東海岸の美大で絵画のコースをとります。美大の先生の薦めもあり、そのまま大学に残ることもできたそうですが....。

「同じ大学でもやはり美大は色々な意味で全然違くて。大学の雰囲気も良かったし、ここで学んでみたいなと思いました。でもアメリカの大学は2年で卒業したいと思っていたし、とても迷っていた私に先生が、''アートはいつからでもできる''とおっしゃってくださって。もちろんできるときにした方がいいとは思いますが、そうか、芸術ってそういうものか。それなら今ではないかもなと、ふっ
と思ったんです。」

最終的に鈴木さんは、計画どおり元のノースウエスタン大学修了を選びます。帰国後、外資系で英語が使える機会があり、またアメリカの大学で学んだグラフィックデザインなども活かせるパッケージ会社に就職。仕事は楽しかったそうですが、ちょうどPCが普及し社会は効率化の大転換期。いろいろなものが簡単に出来上がり、どんどんアップデートされていく過程に違和感を感じるようになります。そんな時、ご実家のお母さまが趣味で通われていた陶芸教室に一緒に遊びに行く機会がありました。

「大学で陶芸は少し学んでいたので、かじってはいましたが、その教室で土に触っていた時間が本当に楽しかったんです。何か経験を積み上げていくことが好きというのもありました。」

その後、本格的に陶芸を学ぶため愛知へ。愛知県立窯業高校技術専門学校デザイン科修了後、愛知県立瀬戸窯業高等学校 陶芸専攻科で学ばれます。卒業後は、陶芸家のお弟子さんや窯元に就職する道も考えたそうですが、そうなると「いろいろな国の人の生活や考えを知りたい」という、もう一つのやりたいことは、なかなか難しくなるかな...と思っていたところ、愛知の学校時代に青年海外協力隊(JICA / 外務省管轄の独立法人が実施する海外ボランティア派遣制度)で海外に陶芸指導に行っていた同級生がいたことを思い出します。先進国ではなく発展途上国にも興味のあった鈴木さんは、協力隊の門をたたき、見事切符を手にします。派遣先は中南米のエルサドバトル。2年間の陶芸指導という任務でした。

「その町は、陶芸用の土が取れるということもあって、以前ベルギーの人が工房を作って産業として盛り上げようとしたみたいで、電気窯とかろくろとかがそのまま残っていて。そういった設備が整っていたこともあり、街の有力者がどうにかそれを使ってもう一度地域を
盛り上げてくれないかと青年海外協力隊(JICA)に話が来たみたいです。」現地に行く前は、学校のようなところで教えたりするのかと思いきや、実際は作り手は1人のみ。その他の数人のスタッフとお土産物を作り販売するということを「あ~でもない、こうでもない」と試行錯誤されたそうです。日本とは何もかも違う国、しかも発展途上国での生活は色々なことが違っていてご苦労が多かったと思いますが、「楽しかったです!」とにこやかにおっしゃる鈴木さん。

そこでの経験で一番面白いと思ったのは、陶芸の起源である本質的なこと =「焼き物が土着の文化」なんだということが分ったことだったそう。''現地のお母さんが、忙しい家事の合間に家のすぐそばで採れる土を使って、一瞬でカタチをつくり、普段煮炊きをしている土間の窯で焼く姿''を見て、ああ..そういうことなんだなと。


現在の鈴木さんのご自宅にある作業場。

鈴木しのぶさんの作業場


こちらでたくさんの素敵な作品が作り出されています。

鈴木しのぶさんの工房

沢山のご経験をされた鈴木さんだからこそ生み出されるうつわ。もちろんひとつひとつ丁寧に作成していますが、どこか自然なゆらぎやたわみが残る、手仕事ならではの温もりや柔らかさを表現したいと日々作陶されています。

ラヴィエ皿 やどり木

鈴木しのぶさんのたわみが素敵なラヴィエ皿


ラヴィエ皿 花と蜂
鈴木しのぶさんの前菜皿

鈴木しのぶのフェミニンなうつわ
土は信楽の土を利用。線刻という技法で、下絵に溝をつけ、そこに色を付けていきます。素焼きの前に模様を入れ、釉薬をかけて焼いているので、絵付けが淡くやわらかな雰囲気に仕上がります。

刺繍文 5寸皿
刺繍文 6寸皿
鈴木しのぶさんイッチン皿
鈴木しのぶさん刺繍皿通信販売線刻技法とイッチンで模様を施しています。細かな貫入とやさしい色合いが、笑顔とやさしさを運んでくれます。


あられ文 四方皿

鈴木しのぶさんのおしゃれなあられ文の四方皿鈴木しのぶさんのあられ皿

温もりを感じる呉須色の丸模様がおしゃれです。大きさも約14.5cm x 約14.5cmの正方形なのでデザートやスイーツ皿にも、取り分け皿にも万能に活躍します。

タイル皿 鳥1羽
タイル皿 鳥2羽
鈴木しのぶさんの鳥のタイル皿

こちらは半磁器の作品です。下絵を描いて焼成。よく見ると小さなごまのような細かな鉄粉が表れているので半磁器ならではの味わ深さを感じます。

鈴木しのぶさんのタイル皿
ほっこり素敵なお部屋のインテリアになります。
少し青み帯びた透明感がある白いお色味に青の絵柄が映えますね。


オクタゴナル鉢
鈴木しのぶさんの鉢

こちらも半磁器です。オクタゴナルは八角形の意味。釉薬をかけてから絵付けをしているので、釉がより厚めに。タイル皿より白い印象に。リム部分のドット模様がお料理を引き立ててくれます。

鈴木しのぶさんの前菜皿オンライン販売

染付花文 角小鉢

鈴木しのぶさんの小鉢

半磁器の小鉢。還元焼成で焼いているので、青みがったグレーの色味。アンティークがお好きな鈴木さんは、日本のものであっても西洋の雰囲気を感じさせます。

まずは使う人が、お気に入りとなるものであって欲しい。そこには鈴木さんの使い手にそっと寄り添うような優しさや陶芸に対する愛情が感じられます。


今でも色々なことに興味をもっていらっしゃる鈴木さん。きっとこれからも素敵な作品を生み出していかれることでしょう。楽しみにしてますね!

鈴木しのぶさんのうつわはこちら
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