絵本を読むような楽しさを ワタナベサラ

静岡県のガラス作家 ワタナベサラさんの作品を取り扱いさせていただくことになりました!制作の事などお話を伺いました。

ワタナベサラ


幼い頃からワタナベさんの
ご自宅にはたくさんの絵本があったそうです。

「小さい時、姉と自分と一冊づつ選んだ絵本を毎晩母に読んでもらっていました。その頃から、絵を描くことやストーリーを考えることが大好きでした。」

制作の原点となるようなお話ですが、必然というべきか、小学生のある日たまたまテレビで吹きガラスの映像を観て、''ガラス職人になりたい!''と思われたそうです。その夢は変わることなく、大学はガラスを学べる倉敷芸術科学大学 芸術学部 美術工芸学科のガラスコースへ進みます。卒業後は富山ガラス造形研究所造形科で更に実践的な技術を学び、富山ガラス工房の技術スタッフとして従事。富山で制作活動ののち、2022年に地元静岡で独立されます。

緑に囲まれた奥山の地の素敵な工房で、同じくガラス作家のご主人と「奥山硝子工房」を営んでいます。
奥山硝子工房

幼少期からの夢を叶えたワタナベさんですが、ガラスのみならず、イラストなど色々なものを作ったりするのも好きで、作品にはどれも可愛らしくワクワク楽しいストーリーが感じられるものばかりです。


今回お取り扱いする ''おやつ''シリーズは、大好きな絵本の''クマくんのはちみつぶんぶんケーキ''や''くんちゃんとにじ''などから、おやつ、はちみつ色、くまとホットケーキから絵柄を考えて生まれた作品だそうです。

約20cmの中皿です。
ワタナベサラ おやつクマガラスのお皿販売


「森に住むクマが3時のおやつにホットケーキを作ろうとしているイメージで、タイトル、色、絵から世界が想像つくところが良かったかなと思います。」とワタナベさん。確かにワクワク楽しい場面が浮かんでくるようです!

ワタナベサラさんのクマのガラスのお皿販売

ガラスを吹いて形成し、はちみつのような優しい黄金色になるよう色のついたガラスパウダーをつけ、色付けします。その後、木工用ボンドで絵を描き、絵柄部分以外をサンドブラストで色を飛ばすことで、マスキングされた絵柄のみが浮き上がります。細かな部分は、歯医者さんで使うようなリューター(電動切削工具)で丁寧に削っていきます。

ワタナベサラさんのおやつグラス販売

ワタナベサラさんのおやつデザートカップ

お気に入りのお菓子を載せて、可愛らしいクマさんと一緒に楽しいおうちカフェの時間が過ごせそうですね。

ワタナベサラさんのおやつシリーズ
ワタナベサラさんのおやつグラス販売
どれも物語の1ページのようなワタナベさんの作品たち。絵本を手に取るように、使う人の暮らしが楽しくなるような作品作りを目指され日々制作されています。今年独立されたばかりの作家さんなので、これからのご活躍も楽しみな作り手さんです。(ワタナベさん、お話ありがとうございました!)

更新:2023.07.31

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